マザーリング・くらぶの活動報告を掲載しています。
活動報告
平成21年6月23日 廿日市市立大野中学校に行ってきました!
いのちの出前講座 実施報告
平成21年6月23日〔火〕
廿日市市立大野中学校3年生約100名にいのちの授業を行ってきました。
当日は前日の雨がうそのような快晴で予想された蒸し暑さも無く時折吹く風も爽やかな一日でした。
始まる前のひと時、教頭先生に今日のお話の流れを説明しています。
「いのち」を考えよう!
少しざわざわしていた生徒さんたちですが先生の一喝もあり、お話がはじまると真剣な表情に。
まずは、中岡助産師が
1、 助産師の仕事
2、 あなたはどこから?
について話します。
奇跡的な受精、胎児の成長については キューピー人形でおよその大きさを実感してもらいます。〔約10分〕
次に筆本助産師の登場です。
3、 あなたの生まれた日 について話します。 胎児心音や産声も聞いてもらいます。 〔約10分〕
中岡助産師がお話を続けます。
4、 自分のこと好きですか?
5、 ライフプラン 〔約10分〕
再び筆本助産師の登場です。
いよいよお話は確信にせまります。
6、 性をどう考えますか? SEXの語源から話はギリシャ神話に及びます。
7、 アンドロギュノス さらに性のイメージが明確になったようです。 〔約15分〕
さらに再び中岡助産師が
8、 自分のライフプランを守るためにとして
最近急増している①できちゃった婚についてグラフでわかりやすく説明します。
続けて学校から要望のあった②STD,AIDSについてです。〔約15分〕
そして、本日の重要なエピソードは③思いがけない妊娠をしてしまった15歳の少女の実話を筆本助産師がお話します。〔約25分〕
生徒さんたちはこのお話をどう受け止めたのか、会場にマイクがまわりました。
あなたが彼女だったら?
彼だったら?
そして彼女のお母さんだったら?
いろいろな思いが巡ったようです。
以上約90分、生徒さんたちはいのちの大切さ、自分を守ることなどしっかりメッセージを受け取ってくれたようです。
文責 川口一美
大野中学校生徒 感想文
性に対するイメージが、「恥ずかしい」から、「いのちに関わる大切な話」なんだと感じてくれたようです。
- 性養育ということで、正直恥ずかしいと思っていた。しかし、実際に話を聞いて今までとは全く違うとらえ方ができるようになった。
- 最初はこんなの興味がないと思っていましたが、話を聞いていくうちに自分がどのようにして生まれてきたのだろうと思い楽しくなった。
- 今日は、人には聞きにくいけど、人生の中で大切なことを学んだ。いのちを育むということは感動的でもあるけど、責任をしっかり持ってないと悲しい結末になるんだと思った。
- 軽はずみな気持ちで小さないのちを失ってはならないと思った。将来子どもを産むことができる「準備」をきちんとしてから喜んで産みたいと思った。
- 自分が産まれてきた時の様子を聞いたことがなかったから、家に帰って聞いてみようと思った。
- 産まれる前、産まれてからと両親の愛情があったからこそ、今こうして健康に生きていられるんだという、ありがたみを改めて感じた。
自分を大切に、周囲の人を大切に思い、将来に向かって羽ばたいてほしいと思います。
素敵な感想をありがとうございました。